阪急摂津市駅からほど近い住宅街に、ひっそりと佇む築100年超の古民家。2026年7月24日、この歴史的な建物をリノベーションした体験型ロースタリー**「FUKUNISHI ARTISAN CO.」(フクニシ アルチザン カンパニー)**がグランドオープンしました。

古材や梁を活かした空間で、スペシャルティコーヒーと創作クロワッサンを楽しむ——。そんな新しいコーヒー文化の発信地が、摂津市に誕生しました。
築100年の古民家を、体験型ロースタリーへ
もともと長年空き家となっていた古民家を、断熱・耐震補修からインテリア・照明・音響まで徹底的に手がけたリノベーションプロジェクト。

当時の趣を残しつつも、現代的な快適さを兼ね備えた空間には、コーヒーの香りとアートの息遣いが自然に溶け込んでいます。
世界のコーヒー文化を、日本の暮らしに
オーナーは、南アフリカ生まれの韓国籍・Steveさんと、大阪出身の福西恵理さんの夫婦。

オーストラリアやイタリアなど海外で約10年間バリスタとして働き、世界各地のコーヒー文化に触れてきた二人。帰国後、「日本にも自由で豊かなコーヒー文化を根付かせたい」との想いから、このプロジェクトを立ち上げました。
店内は、天井高く開放的。縁側からは庭を望む
店内は天井が高く、開放感のある造り。板の間の席のほか、靴を脱いで上がる畳の座敷も用意されています。

特におすすめなのが、縁側から庭を眺めながらコーヒーを味わう体験。筆者も縁側に腰を下ろし、緑を愛でながらひとときを過ごしました。


注文方法はシンプル
- 入口を入って右側のレジカウンターでオーダー・会計
- 伝票番号を受け取り、好きな席で待機
- 番号が呼ばれたら商品を受け取り


タッチ決済にも対応しているので、キャッシュレス派も安心です。
実食・実飲レポート

クロワッサン:MATCHA & YUZU PAIN AU SUISSE
レジカウンターには、6種類のクロワッサンが並んでいました。

筆者が選んだのは**「MATCHA & YUZU PAIN AU SUISSE(抹茶&柚子 パン オ スイス)」**。

- 抹茶
- 柚子
- ホワイトチョコレート
- 金箔
上部のホワイトチョコレートクリームの甘さと、サクッとした生地を味わった後、中からは抹茶と柚子が絡み合う爽やかな風味が広がります。和の素材を活かした、洗練された一品です。
コーヒー:ブラジル(Amarello Chocolada Yellow Bourbon Natural)
店主に好みを伝えたところ、ブラジル産のスペシャルティコーヒーを勧められました。

一口飲むとすっと喉ごしがよく、雑味がない。コーヒー本来の味わいがじんわりと残る一杯でした。
香りで選ぶ体験と、自家焙煎へのこだわり
店内には、コーヒー豆の香りを体験できるアロマサンプルも用意されています。

ガラス製の漏斗を挽きたての豆が載ったシャーレに被せ、漏斗を持ち上げて逆さにして香りを嗅ぐ——。店主から使い方の説明を受けながら、豆ごとの個性を香りで確かめることができます。

コーヒー豆は世界各国から厳選したスペシャルティコーヒーを自家焙煎。焙煎機には韓国製の**「Stronghold S7X」**を導入し、3つの熱源を精密に制御することで、豆ごとの個性を最大限に引き出しています。

クロワッサンは、国産小麦とフランス産発酵バターを使用。一層一層丁寧に折り込んで焼き上げる定番のほか、日本の四季や世界の食文化から着想を得た創作クロワッサンも展開しています。

アートとワークショップも開催予定
店内では、国内外のアーティストによる作品展示や、地域クリエイターとのコラボレーション、子どもから大人まで参加できるワークショップなども開催予定。


「コーヒーを飲みに来るだけでなく、アートや人との出会いが生まれる場を」——。そんな想いが込められた空間です。

アクセス
- 阪急摂津市駅の西改札口を出る
- マンション「グランドハイツ千里丘」前の道を進む
- マンション脇の路地に入る
- 突き当たりを右へ曲がる
- 右手に玄関が見えてくる



古民家の入口には**「OPEN 9-16」**の案内板があります。

店舗情報
FUKUNISHI ARTISAN CO.(フクニシ アルチザン カンパニー)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 大阪府摂津市千里丘東4丁目5-5 |
| 営業時間 | 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 最寄り駅 | 阪急摂津市駅 |
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